1 内田樹の本を全部読んだわけではないが、最後に残る納得しがたいところから、彼の世界に分け入ってみる。これまで目を通した内田樹の所論は気持ちよく腑に落ち、主張に成・・・【続きを読む】
一枚の絵画を以て国家(と資本のシステム)を超えることができるか。齋藤秀三郎さんの作品を垣間見てふと法外なことを考えた。いつの頃からか、稀な例外を除き、文学や思想だけでな・・・【続きを読む】
このひと月ばかり内田樹の本をつまみ読みしてきた(まだ10冊しか読んでいない)。ていねいにゆっくり読んだので、大体のところはつかめた気がする。常識を基本にした優れた自己修・・・【続きを読む】
1 内包とは何かということについて私は二冊の本を書きましたが、そのことを一言で言うのはとても困難です。たしかに知覚しているそのことを言葉でうまく言い当てられない・・・【続きを読む】
1 以前渡辺京二の言説について少し触れたことがあって、舌足らずの批評にどこか据わりの悪さを覚えていた。この居心地の悪さが何気なく目にした一文で氷解した。山本巌の・・・【続きを読む】
[embed]https://www.youtube.com/watch?v=X2sbMPkV-oY[/embed] 1 震災・オウムについての村上春樹の発言が気にくわない。〝表現すべきことが何もない、僕たちに選べるのは・・・【続きを読む】
加藤典洋と竹田青嗣の往復書簡『世紀末のランニングパス』の最終回「川を渡って木立の中へ」(⑯)が納得しがたい。じつはこの加藤典洋による最終回の書簡のコピーをもらって読むま・・・【続きを読む】