1内包論では書き手と読者という関係をまったく想定していない。この関係だとこの世のしくみを変えることができない。ましてコロナ禍を前触れとするだれも傍観者でいることが・・・【続きを読む】
1ずいぶん昔に、内包について考えはじめ、考えたことを書いてきたけど、ここまで長くなるとは思ってなかった。同一的なものが形象化する認識の自然を思考の慣性とすれば、べ・・・【続きを読む】
1今世界でなにが起こっているのか、このひと月、気にかかってしかたないことを言葉にしようと、途切れ途切れにじぶんなりに考えた。世界で同時に多発したコロナ禍のど真ん中・・・【続きを読む】
12020年3月14日に施行された新型インフルエンザ等対策特別措置法の非常事態宣言が4月7日に発令。コロナ禍についてはいくつかの錯誤がある。そのことを抜きにしてな・・・【続きを読む】
1ユヴァルの『ホモ・デウス』がデータ教なら、カルロの『時間は存在しない』はエントロピー教ということになる。エネルギーではなくエントロピーがこの世界を動かすというの・・・【続きを読む】
1半世紀を振り返ると人類史を凝縮して生きてきたような感慨がある。苛烈だった。そのわたしが不穏だが静謐な日々を過している不思議。辺見庸は『渚にて』を回想しながら言・・・【続きを読む】
1飛び抜けておもしろい本に出会うことがたまにある。カルロ・ロヴェッリの『時間は存在しない』だ。物理学の本質は感情であるなどまるでカルトみたいだが、全然違う。うん、・・・【続きを読む】
1内包論はひとりの読者をもつことをめざしている。ひとりの読者をもつことは、そのひとりの読者を媒介に内面化も共同化もできない内包自然(じねん)の大地を生きる万人の読・・・【続きを読む】
1内包は、万感の想いを込めた、わたしの生存感覚を貫通した、ある情動を、私的にではなく普遍的に語ることができるという確信があって書かれている。もし内包について信がな・・・【続きを読む】
1じぶんで考えるしかないことを考えるためのきっかけになる考えはないか。いろいろ目についたものを読んでみたが、わたしが考えようとしていることはどこにも書かれていなか・・・【続きを読む】
1ユヴァルの新作の感想を書くにあたってまず親鸞の他力についてあらためて考えてみる。なぜ親鸞の他力は他力という自力の念仏者の集団を生んだのか。親鸞が解かずに残した他・・・【続きを読む】
1「歩く浄土258」をアップしてすぐなにか書き残したこと、書き忘れたことがあるような気がして、それがどういうことか思いだしたので、ユヴァルの新作の感想を書く前に補遺・・・【続きを読む】