1小さい頃からいくつかの性癖があった。小学校の五年生か六年生の頃、オパーリンの『生命の起源と生化学』を読んでショックを受けた。天と地に関心のある空想少年だったので・・・【続きを読む】
内包贈与論をすすめたくて、私性と交換と権力の始原について考えている。わが身に起こったこと、わたしの体験を貫通する生存感覚を、知識の言葉ではなくもっと生々しい言葉におきかえ・・・【続きを読む】
1伊勢﨑賢治さんが『新国防論』のなかで「好むと好まざるにかかわらず、いつか起きるのが戦争だと思っています」と書いている。そうだな、いままでのところ、とわたしは内心・・・【続きを読む】
1私性と貨幣と権力という身体が延長されて内化された精神の古代形象を遡行する。起源の不意をつく錯乱をあきらかにしたいのだ。これから考えたいことは書誌的なことではない・・・【続きを読む】
内包贈与論をすすめるにあたってマルクスの考えたことをたどりなおし、マルクスの思想が「社会」主義であることを明らかにしてきた。人間の個的な生存を社会的なものとすれば世直しは・・・【続きを読む】
1国家を自然と考えてみる。この自然は環界の自然のように働きかけても容易に人工化することができない。商品が貨幣に、貨幣が資本に、資本が金融工学でビットマシンに結合す・・・【続きを読む】
1わたしたちは、マルクスの使用価値を指示表出に、交換価値を自己表出に読みかえて、指示表出と自己表出で織り上げられた言語の表現理論が『言語にとって美とはなにか』であ・・・【続きを読む】
資本主義的な生産様式は資本家の富の占有によりその内部から自壊し歴史は転機を迎えるとマルクスは予測した。恐慌は来たがシステムは生き延びた。人間の歴史は自然史的な過程へと還元・・・【続きを読む】
1マルクスの『資本論』のなかで価値形態論が根幹をなしている。価値形態論はなぜ難解なのか。同一性によって共同幻想としてある交換価値を論じているからだ。マルクスは価値・・・【続きを読む】
1「源ちゃんとのお話の中心は天皇。天皇の威信は全国民代表し、いかなる党派にも与しないという『政治的正しさ』に基礎づけられています。この『全国民』という(空疎な)観・・・【続きを読む】
内田樹たちの天皇への親近の情は伏線が張られていた。読み知ったとき、なんで、と不思議に思った。なんども取りあげたが再録する。国家が内面化しつつある状況で、グローリズムにた・・・【続きを読む】
米国の次期大統領トランプの政策が少しずつ見え始めた。ドイツのメディアの取材をうけトランプは次のようなことを語っている。かいつまんで要約する。①メルケル首相の難民政策を「悲・・・【続きを読む】