1深海のアルカリ熱水孔で、無機物が有機物になり、以後40億年の生命の歴史が誕生した。この惑星でただ一度だけ起こった原核細胞から真核生物の誕生のシナリオを、『ミトコン・・・【続きを読む】
1さまざまな共同幻想というとき、外延自然の遷ろう自然のことを指している。内包論からすると共同幻想は外延的な自然にほかならないが、狭義の共同幻想を外延自然の下でもっ・・・【続きを読む】
ある時代を生きる人がその時代との相関でもつ明晰さと迷妄の度合いはいつの時代も変わらないという、わたしにとって謂わば公理のようなものがわたしの認識の根底にある。ついでに言え・・・【続きを読む】
1個人と個人が惹かれ、引き合い、対の幻想をつくり自然な家族をなす。わたしたちの観念は、自己幻想と対幻想と共同幻想という位相の違う三つの観念を外延的に表現することが・・・【続きを読む】
1小さい頃からいくつかの性癖があった。小学校の五年生か六年生の頃、オパーリンの『生命の起源と生化学』を読んでショックを受けた。天と地に関心のある空想少年だったので・・・【続きを読む】
内包贈与論をすすめたくて、私性と交換と権力の始原について考えている。わが身に起こったこと、わたしの体験を貫通する生存感覚を、知識の言葉ではなくもっと生々しい言葉におきかえ・・・【続きを読む】
1伊勢﨑賢治さんが『新国防論』のなかで「好むと好まざるにかかわらず、いつか起きるのが戦争だと思っています」と書いている。そうだな、いままでのところ、とわたしは内心・・・【続きを読む】
1私性と貨幣と権力という身体が延長されて内化された精神の古代形象を遡行する。起源の不意をつく錯乱をあきらかにしたいのだ。これから考えたいことは書誌的なことではない・・・【続きを読む】
内包贈与論をすすめるにあたってマルクスの考えたことをたどりなおし、マルクスの思想が「社会」主義であることを明らかにしてきた。人間の個的な生存を社会的なものとすれば世直しは・・・【続きを読む】
1国家を自然と考えてみる。この自然は環界の自然のように働きかけても容易に人工化することができない。商品が貨幣に、貨幣が資本に、資本が金融工学でビットマシンに結合す・・・【続きを読む】
1わたしたちは、マルクスの使用価値を指示表出に、交換価値を自己表出に読みかえて、指示表出と自己表出で織り上げられた言語の表現理論が『言語にとって美とはなにか』であ・・・【続きを読む】