第七信・森崎茂様(2017年9月20日) メキシコから一週間ぶりに帰ってくると、メディアは民進党の女性議員の不倫問題と皇室の娘さんの婚約発表で沸き立っていて、なんだ、なん・・・【続きを読む】
1意識の外延革命とはなにか。ポストヒューマンが前景に競り上がって来たということだと思う。こういうことはこれまでの歴史にはなかった。わたしたちの知る歴史の慣性は、人・・・【続きを読む】
1「井元麟之さんの生き方、思想について」と題した、東本願寺僧侶の「会報」掲載予定稿が友人の原口孝博さんから送られてきた。2017年3月の講演を大幅に加筆したもので・・・【続きを読む】
第六信・片山恭一様(2017年9月12日) 1ポール・ゴーギャンが19世紀に描いた「われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか」とタイト・・・【続きを読む】
第五信・森崎茂様(2017年9月7日) メキシコに行ってまいりました。いや~、楽しかったなあ。三日間、シティの中心部をうろうろしていただけなので麻薬カルテルの影はなし、危・・・【続きを読む】
第四信・片山恭一様(2017年9月6日)メキシコはどうでしたか。ドン・ウィンズロウの『犬の力』や『ザ・カルテル』の雰囲気はありましたか。第三信の結びで片山さんは「いかに人・・・【続きを読む】
第三信 森崎茂様 さっそく返信をいただき、ありがとうございます。第二信の最後で言及されていた、俗と非俗のあいだのわずかな隙間ということ、とても微妙で難解ですが、大切なとこ・・・【続きを読む】
1愚禿とみずからを呼んだ親鸞の79歳のときの書簡が遺されている。「阿弥陀仏の本願は、有念、つまり、色・形を思うはたらきの対象でもありませんし、無念、つまり、形や色・・・【続きを読む】
第二信・片山恭一様(2017年8月27日)2017年8月18日に片山さんと熊本で話をしたとき、お互いの言葉もこなれてきたので、往復書簡をやりませんかと呼びかけ、その第一信が送ら・・・【続きを読む】
第一信・森崎茂様(2017年8月24日) 往復書簡をはじめるにあたり、これまでの流れを少し整理してみたいと思います。ぼくたちの対話も四年目に入り、当初にくらべると、ずいぶ・・・【続きを読む】
1信から迷いがなくなるときその信を自力廻向と言い、信が迷いに埋め尽くされるときその信を他力廻向と言う。信が脱落し迷いそのものになるとき自力は果てている。その迷いの・・・【続きを読む】
1生は本質的には内包的な贈与として存在しているのに、なぜ贈与的な生が交換へと変質したのか。マリノウスキーやモースやレヴィ=ストロースらは女性を財貨とみなし、焦らす・・・【続きを読む】