12018年3月12日、9億円の土地を森友学園にプレゼントした顛末を記す、改竄された決裁文書を、財務省が国会議員に開示した。アベシンゾウ夫婦の関与がごっそり削られ、安・・・【続きを読む】
1神の子イエスを救世主とするキリスト教の観念は人類史の偉大な発明だった。中近東の土俗的な宗教であったユダヤ教のなかから生まれたこの宗教はヤハウェという唯一神ののっぺ・・・【続きを読む】
1かぎられた有限の生のなかで体験できることはわずかだと思う。わたしはこの半世紀のあいだにふたつのことを体験した。たったふたつだ。生を引き裂く力と、生をつなぐ力。こ・・・【続きを読む】
1イエスを生活することを実践した千石剛賢(1923-2001)はたしかに卑小であることがそのまま偉大である生を生き切った思想家である。信仰集団「箱舟」を主宰し、メディアは・・・【続きを読む】
1特別機密保護法の成立をきっかけに、壊れつつあるこの国のありようを直視しながら、未知の世界を構想しようと片山さんとの対話をはじめた。米国に追従して戦争をできる国に・・・【続きを読む】
第十六信・片山恭一様(2018年2月19日) 1第十五信は圧巻の内容でした。なんども読みかえしました。しばらくあいだが空きましたが第十六信をお送りします。よくつづく・・・【続きを読む】
1天皇制を総体のメカニズムのなかで共同幻想であると解いたとき、皇国という宗教が人びとに加担を強いたしくみが理解される。加担というものは人間の意志にかかわりなく、人・・・【続きを読む】
1おしゃべりをするときの吉本さんの独特の雰囲気を菅原則生がよく描写しているので引用させてもらう。わたしもなんども吉本さんのじかの声を聞いたのでよくわかる。およそ相・・・【続きを読む】
1思想家としての吉本隆明がそのなかにいてそこを生きたこととはなにか。生涯、吉本隆明は大衆の原像を内在的に生きた。「歴史の究極のすがたは、平坦な生涯を〈持つ〉人々に・・・【続きを読む】
1生の気質の違いのようなものが吉本隆明とわたしの差異としてあるような気がする。一人称のつくりかたがわたしと吉本隆明では異なる。是非は面々のはからいであるとしても、・・・【続きを読む】
1右も左もわからない熊本の田舎少年が博多に出て青年になり、さまざまなことを体験し、偶然だが必然のようにして吉本隆明の思想に出会った。そのとき吉本隆明の言説を理解で・・・【続きを読む】
1新約の聖句にある内向する叛逆の論理は人の生を脅迫すると吉本隆明は言い、おなじように吉本隆明の「マチウ書試論」も生を脅迫する。「マチウ書試論」を読んで気持ちがやわ・・・【続きを読む】